2009/04/25

草なぎくん、悪くないでしょ。

俺はそんなに
飲める方ではないんだが
飲むのは、大好きで
飲んで騒ぐのは、大好きで。

ジンセイってやつが
うまく前に進まない
20代の頃は
仲間と飲んでは
陽気にはしゃぐ事で
「♪金が欲しくて 働いて 眠るだけ」
の毎日を、
なんとか切り抜けていた、ってわけだ。



例1
しこたま飲んだ後、
やにわに無二の親友、久直と
下半身全裸になり
中野駅北口付近を全速力で走った。

例2
金がないので
公園でオールナイトのクリスマスパーティーを決行。
20人ほどが参加。
キャンドルの代わりに仏壇用のろうそくを灯し
携帯コンロで鍋を作って
焚き火もガンガンした。
厳寒の明け方、
クロージングイヴェントと称して
無二の親友、久直と
ふんどし一丁になり
エアーみこし担ぎをしだした。

例3
ライヴにて。
何をとち狂ったのか、
無二の親友、久直と画策し
下半身パンツだけで
ステージに登場。



その他、
下北沢駅の屋根に登って歌を歌ったり
公園でろうそくショウをやったり
その水飲み場にまたがって「ウォシュレット!」と叫んだり
書き出すときりがなくて
「わが街わが友」
ばりの大長編と、なってしまうほどだ。



世知辛い。
世知辛いぜ、世の中。

どこのどいつが
いちいち警察なんかに通報したんだろう。

駆けつけた警察は、
口頭注意だけでいいじゃねえか。

たまにはアフリカの裸族のように
裸になって
満天の星空の下
寝っ転がりたくなるだろうが。

ミュージカル映画のように
街中を
皆で
踊り歌いながら
歩くことができたら
それはどんなに幸せな世界だろうか。



俺が子供の頃は
ちょっとイッてしまったおじさんが徘徊してたり
野犬がいたり
ポルノ映画館があったり。

街、というのは
潔癖だけではないスペースだった。


日が経つにつれ
「草なぎくんはストレスに追われていた」
だの、
くだらない報道が
垂れ流されるんだろう。

ストレスのない、人間はいない。
そして、
ストレスがあろうとなかろうと
人間は羽目を外したくなる時がある。

俺は
先に例を書いたように
羽目を外し続けて
逮捕されないでいる。

当たり前だ。
今から20年前は
そんな事で
誰も通報なんぞ
しなかったのだ。
潔癖、ではなかったのだ。


草なぎくんに、自由を。

鎌田浩宮

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